歴史的假名遣ひ配列のニューフェイス現る!? 及び配列作成にまつはる雑感。
歴史的假名遣ひの配列をサイエンス的に試作されてる方がゐたので、反応したところからのツイート。
富士通の親指シフト(NICOLA)とは全然違う配列ですが,「ゐ」「ゑ」をもつ親指シフト配列を作成してみました.
— メイドインワリオファン (@madeinwariofan) 2017年10月4日
『#すてぃっくにこら配列』
「ゐ」は「ゑ」よりも頻度が高い(特に「てゐる」)ため,「ゐ」を打ちやすい位置に配置してあります.
配列図は行ごとに色分けしてあります. pic.twitter.com/Y9tAfZA5J7
#すてぃっくにこら配列 を急きょ訂正お詫び申し上げます.(v2)大変申し訳ありませんでした.
— メイドインワリオファン (@madeinwariofan) 2017年10月4日
訂正内容: ア行とサ行#親指シフト pic.twitter.com/x6CEHdfjm2
お、お、いいぞいいぞ
— 蝉乃珈琲鳥取店 (@altocicada) 2017年10月6日
ただ、「ゐ」とかの割とマイナーな変更よりもハ行の増加のインパクトが圧倒的に強いから、左下段に集中させるのはどうなのかな?
— 蝉乃珈琲鳥取店 (@altocicada) 2017年10月6日
歴史的仮名遣い用仮名配列を考えた場合でもヰとヱに関してはあんまり効いてこなくて考えるのも「居る」くらいでよいのですが、一方でハ行転呼に関してはそれなりに影響があります。
— お惣菜 (@n7k7) 2016年4月5日
アート勢()の私も蜩配列なんていってオレ様配列を勘だけで作ったクチですが、仕様や環境条件があまりにオレ様過ぎるのところがあるので、サイエンス勢の方の試みも大いに歓迎いたします。
氣にはなるけれど、安定版が出來ない限り手を附けるつもりはないっ
— 諷氣@かなづかひフレンヅ (@foolkid) 2017年10月7日
自分で固定するといふ手もあるのだらうけれど、確信が持てない決斷をするといふのが苦手なので……。
— 諷氣@かなづかひフレンヅ (@foolkid) 2017年10月7日
蟬の人がArtを完成させてくれるのを待ちます。
— 諷氣@かなづかひフレンヅ (@foolkid) 2017年10月7日
果たして完成をみることがあるのでせうか……
進歩し續けるからこそArtたり得るといふ話でせうか。
— 諷氣@かなづかひフレンヅ (@foolkid) 2017年10月7日
日本語そのものや手の構造が大きく變はらない以上、どの道どこかで安定するであらうといふ見込みはあると思ふのですがね。
— 諷氣@かなづかひフレンヅ (@foolkid) 2017年10月7日
久々に暫く打ってみると、以前のversionで集中練習した時の癖が中々抜けてくれないのが分かります。練習の結果、速度も上がり、引っかかりのあるところを直して、調節してゆくことで磨き上げられてゆくのではありますが、手に着いた癖は簡単に落ちてくれない。
遅めに打ってみることで、新しいものの滑らかさは実感できるのに、少し速さを出してみると直ぐに以前の癖が顔を出して、手先がばたついて躓いてしまふ。
改善点を見つけるために態々誤った癖を付け、今度はそれを取り除くために新しい癖を上書きする。ひたすらそんなことを繰り返してゐます。
茨の道だ……。
— 諷氣@かなづかひフレンヅ (@foolkid) 2017年10月7日
勿論、改善を実感してゐるからこそ続けられるといふのはありますね。
のろのろと亀の歩みで進むのを軽く追ひ抜くサイエンス勢、といった人の登場を心待ちにしないでもない。
短歌に調整しました。
ただ、理解したつもりの手指の動きの理屈といふのも所詮は仮説に過ぎず、上手く道を整へてくれることもあれば、躓きの石となることも多く、ある程度サイエンスで詰められたとしても最終的なところは勘が頼りのアートにならざるを得ないところはあるのではないか、といふ気はする。