NT-13U

とは、以前に紹介した親指シフトテンキー。応援しますとか言いつつ、何ら具体的貢献をしてませんでしたが、この度ふと思い立って購入してみました。

すぐ横に並んでるのは、上海問屋の指先トラックボールマウス。テンキーの下にラバーシートを敷いて、その上に固定している。このテンキー買うならこうだな、と、妄想段階から決めていたので、その通りに実行、大体思いどおりの快適さ。
使い心地は、うーん、まあ、そこそこ悪くはないが、感動するぐらい便利、て感じでもない。まぁね、出納帳ぐらいにしかエクセル使わん私が言ったって、なんの説得力もありゃしないことぐらい、解っちゃおりますがね。
NumLockオフにすると、数字キーとファンクション時のキーが逆転する仕組みになっているので、エクセルでなくても文章編集にも活用できそうです。今のところは、いまこの記事書きながらのコピペに使ったりには、なるほど確かに便利かなとは思う、ぐらいのもの。まぁ、これから使い込んで判断していこう。
NumLockオフだと、ブラウザ使うのには、大変良いですね。拡大縮小とか、便利。

親指キーを別アングルから。フツーの2キー幅の、針金入りのキー。変なボタンみたいなのじゃないところは、いいぞ、親指シフト普及活動には、もってこいだぞ、これは(笑)。親指がこんなに使いやすいということを、皆さんどうぞ実感してくださいませ・・・・・・
ただし、位置としては、やっぱりもう少し、工夫が欲しいかな。この位置だと、同時押しの時に少し親指を開かないといけないのが、ちょっと「努力してる」感があって、よくない。数字キー部分だけで操作中のとき、親指キーと数字キーとの間にある隙間、ここが非常に親指の落ち着きがいいです。やっぱりこのあたりが、親指キーの位置としては一番自然なんじゃないかな、と思います。

その他、

  • 親指+Enterで、「=」が入力できるが、なぜか一緒にスペースが入力されてしまう。しかもIMEオフ/オンで、スペースの位置が=の前/後と違うので、エクセルの際にはかなりうざったい。不良品でないかどうか、メーカーに問い合わせ中。(!後記:その後、『窓使いの憂鬱』をオフにしたときには発生しない症状だと判りました。sanwa様、言いがかりみたいな質問をしてすみませんでした。しかし、どうして解決したもんかなー・・・・・・。)(!さらに追記:その後、やまぶきを導入してJAPANIST2003の「快速親指シフト」を停止したところ、症状は治まりました。相変わらず「窓使いの憂鬱」はonですので、原因はむしろ、「窓使いの憂鬱」と「快速親指シフト」の組み合わせにあったのかも知れません。きちんと調査は行っておりませんので、断定は出来ませんが。)
  • メーカーページにもパッケージにも、キーピッチは「19㎜」とあるが、実際は18㎜弱。間隔3つ分で53.5㎜ぐらいなので、大体17.8㎜ぐらいかしら。叩いててみてすぐ、「あ、ちょっと小さい」て判る(私が敏感なだけかも知らんけど)。個人的には有難いのだけれど、製品の表示としては、良いのか、それで。
                                                                                                    • -

注文した日に、とある量販店においてあるのを見付けた。店頭には出ないかなー、と思っていたが、それなりに注目はされたらしい。
この製品のいいところは、ひとつにはそのシンプルさ。余計な機能をゴテゴテと付けてしまうと、本來の中心的なアイディアがぼやけてしまって、さらに悪ければ、他の部分での欠点をその機能のせいであると勘違いされたりして、製品と一緒にそのアイディアごと、闇に葬られるということになりかねない。
このテンキーでは、ほんとに「ただ親指キーを付けてみただけ」というシンプルさのおかげで、「親指使うって、どうなのよ?」という点に上手く関心が集まるように、機能が提示されてると思う。
改善の余地があるとはいえ、とにかく手にとってもらえさえすれば、「親指との同時打鍵」という発想の利点についてはある程度理解してもらえると思うし、そこからのフィードバックがいい方向に活かされる可能性も、十分にあると思う。
・・・・・・ので、親指シフトという発想のよりよい認知*1を目指すものとしては、引き続き応援・宣伝していこうかと思うところであります。

*1:「普及」とまでは言いたくないので、というのは、取り敢えずこの入力方式に関する偏見が無くなってくれればそれで満足、いろいろ考えた上でロマかな等行段系を選ぶという人に、とやかく言う権利は誰にもない、ということを確認。それに、「誤った認知による普及」だってあり得るわけで、例えば「1.7倍速」とか、ね。適不適、当不当をきちんと辨じ分けて、じっくり検討すれば、ある程度の普及は自ずと達成されると思っているし、それ以上の普及は却って有害かもしれないとすら思えるわけで・・・・・・