μTRON二ヶ月。および新運指。

ふた月ぐらいが経ちまして、普通のキーボードとの違いを、ようやく手が納得し始めたな、ていうのを実感している最近。
 頭の方では分かってるつもりでいたし、また、ようやく手が納得、とはいっても、ハードのほうは余計な緊張がほぐれてすぐさま様々な反応が出たが、運指を総合的に司るソフトの方はようやく混乱が収まってきた、といったような感じなのである。
 キーボードに触っている時間自体は、色々時間が取られていることもあるけれど、それを考えても明らかに少なくなっている。μTRONで根本的なところが解決したせいなのか、「焦らなくても大丈夫」という安心感でもあり、「もう探求はいいや」という怠惰とも言えるような心持ちがしばらく続いている。


 そんな諸々を反映してか知らずか、職場のノートの19mmピッチのごく普通のパンタグラフをQWE打ちしていて、新しい運指が発展してきた。

ポイントは下段で、標準的には薬指で打つところを、小指に担当させている。
 中指と小指で隣り合うキーを押さえるのは、普通なら無理があるが、ZとX、ピリオドとスラッシュを連打することはまず無いから、QWERTYであれば特に問題はない。
 これには実はモデルもあって、Yngwie Malmsteenという人のギターの運指の癖を、以前に雑誌で読んでいたのがヒントになっている。その運指は、一般的には「人・薬・小」とするところを、「薬・小」が嫌い*1だからと隣接するフレットを「中・小」で押さちまえ、というもの。
 これにちなんでYngwie運指と名付け…なんてやると後々困りそうだから、それはふさわしい誰かのために、残しておいてあげることにしよう。

*1:出来ないのではなくあくまで嫌い、高音域でフレット幅が狭いところではヨユーのよっちゃんで弾きまくっている