わがはいれつ(仮) 妄想版。

 ハードその他の問題で今のところ実現は難しいけど、現在こういうところに発想がたどり着いたところ…。

 親指シフトで味を占めると、どうしてもこういう発想になってしまうんだよな…。
 親指に「;[ん]」を持ってきているのだが、これはつまり、「C;V」という定義を、「ん」で閉じる音節に使ってしまおう、という話で、こうすることで、打鍵順序にかかわらず、「;+V」の組み合わせを、全て「ん」で閉じる音節にしてしまい、あたかもmod同時打鍵のように処理出来る、という、以前にも使った手である。(k;a[かん]、など。)
 また、このmodキーは、鼻音節化の心配のない長母音キーには、たとえば「w[おう]c;w[おお]、v[いう]/;v[うい]」など、低頻度の母音連続を裏面として割り当てることができる。
 さらに、母音についてのこのmodの使い方は、子音キーとかぶることはないから、子音についてもmodキーとして使い、たとえば拗音化子音をこれでまかなう、ということも、考えたりする。


 はじめのものを試しにやってみて、単打ではこれは中々気持ちがいいとは思ったものの、4指キー部分のアルペジオと、この親指modキーの同時打鍵を両立しようとすると、現状ではけっこうアクロバティックな指使いになってしまい、余り現実味がない。
 また、これらを全て実現するには、普通のロマカナ規則だけでは、前置という形で定義してしまわないと、たとえば;kaと打とうとしてk;aと打ってしまった場合、拗音と鼻音節との区別が出来なくなるなど、実用面での障害が少なくなさそう。
 …てことで、今のところ妄想に止めておく。


親指シフトで味を占めると…と始めに書いたが、今回気付いたことだが、親指を活用するからといって、別に左右別々に機能を割り当てなくても、1種類のキーを場合によって左右どちらでも打てるように、ということでも、十分にその恩恵にあずかることが出来る。
 親指が2本あるからといって、対応するキーもつい2種類用意しようとしてしまうのは、選択肢が多い故の発想の貧困であるなあと、感じたことであった。

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てか、別にこの親指mod仕様に限った話ではないが、わがはいれつ(仮)は、μTRONキーボードとかなり相性がいいはずで。

んで、再び欲しくなってきてしまった、というオチ。
ああ…。