わがはいれつ(仮) 変更点・気付いたことメモ

更新版。

  • Tはやっぱり右手側。

 山あり谷ありの左手側は、なるべくホーム段に抑えつつ、出来れば上手く分散するように。
 この様子を眺めていて、何か少し、山地と平野部の人口分布に似ていると思った

  • Tの代わりに左手に移るのはRだが、これは中指の一等地に。

 こうすると、Nとの頻度差があべこべになりそうな気がするが、案外そうでもない。理由の第一は、やはり省略キーの「ん」で、これを設けるだけで、Nの頻度は随分落ちるものらしい。
 もう一つは、「ら」行は頻度こそ余り高くはないものの、出てきたときにはなるべくストレスなく打ちたい、というのも、私にとっての「ら」行の位置づけである。特に「る」は、個人的には、余裕さえあれば専用の省略キーを設けてもいいとすら感じているので、この音節を「中→人」のアルペジオで処理出来る感覚的メリットは大きい。*1

  • Vを単独で[いう]に変更。

 元々この長母音キーのコンセプトが「かな綴りと発音が食い違っているものを省略出来るようにしたい」というもので、それで第一に「w[おう]」「y[えい]」を設定したのが始まりなのだが、それを言うならば「いう」も、特に丁寧に発音するのでもない限り、大概は/i.u/ではなく/ju:/と発音するのであり、また単独で「うう」と発音する音節は漢語音でも外来語音でも必要ないから、空いたキーを活用しない手はない。

  • V[いう]、@[あい]を下段人差し指から避難。

 下段人差し指拡張ポジションは、やっぱりないな、と。人差し指の横振りは指が伸びている方が指先の可動距離は大きく、またVAIO Pなど小ピッチのキーボードなら、さして苦労はない。
 この位置は、指自体の自主性が構造的に全くもって発揮できず、私の場合はさらに手〜肩〜首〜背中〜腰と連続する身体の不調に直結しているようである、ということがわかった。*2
 何というか、準備コストとでもいうか、いざというときにその位置にスムーズに移動できないのが我慢できないから、常に待機状態を維持したくなってしまうのが原因かと思う。どうにかやめればいいのだろうけど、どうしても指の方で融通が利かないので、付き合っていくしかない。

  • 小指中段伸長位置を常用枠から除外。

 人差し指と同じような理由で。

  • 「jc[いち]」のローマ字定義を追加。

 漢語音の閉子音、いわゆる「ういんつちくき」のうち、「ち」は非常に条件が限られている。音節母音が/i/の場合以外では、「結縁」(仏教用語)「越前・越後」など、普段使いでは無視してもいいレベルである。母音が/i/の場合は、「一」「七」「日」「吉」など無視できない程度には出てくる。
 そこで、母音の組み合わせが一通りしかないことを活かして、「njc/日」「sjc/しち」など、拗音キーだけで母音を省略した組み合わせで、c[つ]を援用してこれに充てる。
 (「き」については、「識/籍」「歴/力」「駅/域」など、2種類の母音の組み合わせがあり得るので、同じ手は使えない。)

  • 「sj;[しゅん]、zj;[じゅん]、sjx[しゅく]、zjx[じゅく]」のローマ字定義を追加。

 いずれも指使いがややこしく、実用性は不明。ただの自己満足的工夫。


 下段の省略キーだが、それ自体としてしっくり来る位置に置くと、同指連打になってしまう率が思いの外高い。(特に「ん」。)この辺は、余りあくせくするなよ、という、配列のかみさまの有り難いお心遣いと受け止めておくことにしよう。

*1:「ら」行についてこういう風に感じるのは、自分の普段使いの言葉である鳥取弁の影響が大きいのではないかと思う。

*2:一部の体の使い方が全体の不調に直結する、この過剰反応体質は、ホントどうにかならないもんかと思う。