【蜩配列】更新 v7.1.0
「お」を動かしたことで一気に色んな動きが出てきた。
・「ー」を「っ」のウラへ
・〔てぃ〕等に使ふ「ぃ」を上段へ
・「ま」を左上中ウラへ。
変更の動機のコンセプトとしては 「「い」のウラはやっぱり要らないね(薬指なので「い」だけでも重い、更に半濁音シフトとしても使ふ)」、「左の下段をもっと大書き仮名に使へさうだよね」、といった所にまとめられさう。
「ー」の位置は、「い」のウラ等色々迷ったけど、結局は「文字キークラスターの中に交ぜたくない」といふことでこの位置に。結果的にだが、懸案である「てぃー」「でぃー」「とぅー」「どぅー」などのストリームなどもスムーズにこなせる配置にすることが出来た。
「お」の位置が結局、全体にとってかなりネックになってたんだな、といふね。もともとどこにおいても一番収まりが悪くて、苦肉の策しかなかったといふ感じだったんだけど、「周辺部の中で一番軽いキー」といふ選択肢をやっと視野に入れることが出来た。
あらかた定まってきたと思ってもまだまだ改善の余地があるものだなぁ……なんて思ったりもするけど、しかし、オモテ面についてはほぼ弄る必要は感じなかったり、やっぱり煮詰まってきてはゐるのだらう。
【蜩配列】更新 v7.0.0
「た」を左上段人差し指に移したことで左手のバランスが崩れてきたので、小指薬指回りを調整。基本の待機フォームといふ点ではひとつのブレイクスルーに感じられたので、メジャーアップデートとしておいた。
もっとも大きいのは「お」の位置で、これは「おも」「おと」などとの連続を重視。「おほ」の連続に於いてはハンデになるが、ノンシフトの軽さのメリットでそこまでの影響は今のところ感じない。
(「お」の頻度自体は歴史的假名遣ひでは「を」「ほ」に分散する割合ひが大きいので、周辺位置でも特に問題ない。)
待機フォームの基本コンセプトして、このどちらか一方であるべきといふのが自分の中にあり、
それが「た」の移動により、この状態が多くなってしまった、といふ不具合が生じてしまったのであった。
これまでも右手は〈小指下がり・人差し指上がり〉の基本フォームになってゐたが、今度の変更で左右のフォームが揃ふことになった、といふ流れ。
さういへば移動した「ー」の位置がTRON配列と奇しくも同じになってゐるね。
超ひも假名遣ひ、或いは言葉と心にとっての時間とは。(ツイート)
現代仮名遣い(といふ名前で世間一般にイメージされてゐるもの)と歴史的假名遣ひでは、現在か過去かといふ「時点」の違ひなんてものではなくて、そもそも言語にとっての時間に対する捉へ方が全然違ふのでは、なんてことを思ったりしますが、上手く言へません。
時間を微分的に捉へるのか積分的に捉へるのか、なんて数学パーの私が言ってみてもまるで説得力がありません。あぁ……
現代仮名遣い(といふ名前で世間一般にイメージされてゐるもの)は、微分的に言語の変化を捉へてゐて実在しない直線を追ひかけてる様なイメージがありますねぇ。
永遠の夢追ひ人
誰か頭のいい人よこの考へを突き詰めて考へて呉れないか、ワシにはとても手に負へぬ……
現代仮名遣い支持パーソンと歴史的假名遣ひ支持パーソンと、それぞれが抱いてゐる根本的に異なる時間概念について、メタな視点で上手く言ひ表せないものか……
現代仮名遣い支持(的なるもの)が想定してゐる点的な時間に対し、歴史的假名遣ひはもう一つの次元のたたみ込まれた、超紐的な時間概念を想定してゐはしまいか。
「超ヒモ假名遣ひ」
脳が発酵してきた
続・新配列を試す④
職場PCにやまぶきとATOKと新配列を持ち込んで使ひ始めたけどわざわざQWERTY使ふ理由がないな……
ボロwinTabとTK-FDP021と新配列を持ち出しで確認してみる。十分快適ですね。
スタンドには薄っぺらく畳めるブックスタンドを使用。これも問題なし。
使えるまでの準備にすこし手間がかかるがわざわざポータブックを買い足す出費を採るほどでは無い気がする。
ボロWinタブは動作がだいぶ重くてchromeなど自由に使ふことも出来ないがAndroidタブ等Web用途はもう他にどうにでもなる。
さう考へてみるとPCの用途ってオフライン時代にすこし回帰する様なところがあるのかな、何て考へたらちょっと面白い気もする。
【蜩配列】更新 v6
【蜩配列】更新v6.2.0
左手小指薬指回りを調整
・「り」を常段に戻し、「ふ」を小指ウラへ。
受け仮名としての「ふ」の頻度はそこまで気にするほどのものでもないかも知れないと上段に移したのだけど、実際にやってみると案外甘く見ることは出来ないと思ひ知らされた。
頻度の外にも、受け仮名としてのスムーズさを重視すれば、歴史的假名遣ひ向け配列としては「ふ」をホーム段に置くのは妥当といふこと。
それぁNICOLAで歴假名モディファイをしても隔靴掻痒は免れまいといふものであるな。
【蜩配列】更新 v6.1.0
あれこれ動きが出てきて、幾つか変更。
・「た」「さ」の左右を入れ換へ。
・非左手「ま」「や」を交換。
【蜩配列】更新 v6.0.0
ハワ行同置原則に従って「う」のウラ面に「ふ」を置いてゐたのを廃止、より頻度の高い「る」を格上げ。
当初の原則の変更でもあり更新番号は v6.0.0 としメジャーアップデートとしておいた。
ただ、「う」の場合はワ行だけでなくア行でもあるわけだから、そこまでの逸脱といふ気はしない。場所も近くて感覚的にもさして違和感は無い。
少し苦手な上段薬指同手シフトを減らすメリットの方が大きい。
【蜩配列】更新 v5.5.1
「る」と「り」を交換。これに伴って「ヴ」も移動(拗音・外来語拡張との関連で)。